20240731_Justin Vali.jpg

『ギターマダガスカル』を製作した亀井岳監督による、
マダガスカルを舞台にしたロード・ムーヴィー第2弾
『ヴァタ~箱あるいは体』が、明日から全国で順次ロードショーとなります。

ついに!という感慨で胸がイッパイになりますよ。
2年前にオンライン試写を観て大カンゲキして、
この映画はゼッタイ劇場公開すべきだ!と力こぶを入れてしまいましたからねえ。

『ギターマダガスカル』では、
日本人がマダガスカルを舞台にロード・ムーヴィーを作るという、
破天荒な偉業にドギモを抜かれましたけれど、
https://bunboni.livedoor.blog/2015-07-19
あの作品からさらにマダガスカルの死生観というディープな世界へ分け入った今作は、
マダガスカルと日本という距離を忘れさせる、
深い感動が湧きあがる普遍的な名画となりました。
ぜひ多くの人に劇場へ足を運んで、観ていただきたい作品です。
https://vata-movie.com/

劇場公開を記念して各種イヴェントが予定されています。
折しもタイミングよく来日していた
マダガスカルのヴァリハのレジェンド、ジュスタン・ヴァリを迎えたイヴェントが
7月31日、吉祥寺のワールドキッチン バオバブで開かれました。
これまでに何度か来日しているジュスタンですけれど、
こんな間近でヴァリハやマルヴァニを演奏するのを観たのは初めてで、
ジュスタンの至芸を堪能できる一夜でした。

Justin Vali 2.jpg Justin Vali 1.jpg

弦をはじくアタックの強さ、緩急をつけた即興の自在ぶり、
超絶技巧を超越した滋味のある演奏に、
まさしくこの楽器のヴァーチュオーゾだということを実感しました。

拙著『ポップ・アフリカ800』では、ジュスタンのソロ作ではなく、
人間国宝のラコト・フラー翁やコモロのナワールなどを迎えたプロジェクト、
マラガシュ・コネクションをセレクトしましたが、
ジュスタンのソロ作では、レジズ・ジザヴのアコーディオンなどを含む
バンド編成のライヴ盤がぼくは一番好きです。

ジュスタンの至芸は、4日渋谷ユーロスペースの映画上映後の
ミニ・ライヴで披露される予定なので、
映画とともにぜひ行かれることをオススメします。
なお、10日の上映後には、私もお邪魔して亀井監督と
少しおしゃべりをする予定です。
もし4日の都合がつかない方は、こちらもぜひ。

Justin Vali "LIVE AT GT’S IN PARIS" Editions Levallois 79657.2 (2000)