
伝統フナナーの逸品を見つけちゃいました。
なんとコデー・ジ・ドナとビトーリという、フナナーのレジェンドが揃い踏みで参加。
ジャケットの後列左から2番目にコデー・ジ・ドナが、
一番右にビトーリが写っています。
二人のほかにもエルタヴィノ・プレタ、ジュ、カトゥータ、ジトと
計6人のガイタ奏者が参加していて、曲ごとに交代して弾いています。
グループというより、セッション・ユニットなのかもしれませんね。
01年に第2集が出ているようで、そちらにもビトーリが参加しているので、
これは見つけなきゃ。
この第1集は全10曲。どの曲もガイタ(アコーディオン)とフェローを伴奏に、
コーラスとコール・アンド・レスポンスするフナナーの伝統スタイルで、
打ち込み、ベース、ギターが控えめにサポートする曲もあります。
野趣たっぷりの歌声はコデー・ジ・ドナばかりでなく、
ビトーリの伴奏で歌うフェフェというシンガーの
投げつけるようなパワフルな歌いっぷりもスゴイ。
泥臭さ満点の歌い手ばかり揃っていて、もうたまりません。
伝統フナナー・ファンには感涙のアルバムです。
Fidjus De Funaná "PILAN CATUTA" Cape Disco CD1009 (1998)