
こりゃ驚いた。
正月早々にツァピキのフィールド・レコーディング集を取り上げましたが、
あのコンピレを録音したマキシム・ボボがサックスをプレイして、
4曲目に収録されていたギタリストのベハジャと共演したアルバムが届きました。
これがもう、めっちゃくちゃ痛快なんです。
一言でいうなら、ツァピキ・ミーツ・フリー・ジャズですね。
もともと高速ハードコア・ミュージックのツァピキが、
フリー・ジャズの即興演奏家と出会って、
フリー・ジャズの即興演奏家と出会って、
高密度のエネルギーをさらに倍化させて爆発したみたいな。
ギターとアルト・サックスが繰り広げる即興バトルが手に汗握るスリリングさで、
心臓バクバクものの長尺な7トラックが詰まっています。
マキシム・ボボっていったいどういう人なんだと調べたら、
フリー・ジャズのフランス人演奏家なんですね。
ツァピキにホレこんでマダガスカルへ10年通い、
ツァピキのミュージシャンたちと交流してレコーディングや共演をしてきたんだそうです。
サブライム・フリークエンシーズ盤はそうした彼の活動成果だったんですね。
そしてマキシム・ボボ自身はといえば、ヴォクヒラという即興音楽のユニットを
2010年にドラムスとのデュオからスタートさせ、アクースティック・トリオや
エレクトリック・バンドなどさまざまに拡張したサブ・グループを組んで活動しています。
今回のボボ&ベハジャのグループは、
エレクトリック・ヴォクヒラとベハジャのグループの選抜メンバーによって組まれたもので、
エレクトリック・ヴォクヒラからマキシム・ボボとベースのフランソワ・ローゼンフェルド、
ベハジャのグループからはドラムスのジェラルド・ラコトニアイナと
ヴォーカルのエカリが参加した5人編成となっています。
ヴォーカルのエカリが参加した5人編成となっています。
すでにこのグループでヨーロッパ・ツアーをしていて、WOMEXにも出演しているようです。
それにしても、あらためてツァピキのギターが、
フリー・ジャズの即興と渡り合える実力を備えているという事実を再認識しました。
そしてこのアルバムでは、フランソワ・ローゼンフェルドの流れるようなベース・ラインが、
ボボのアルト・サックスとベハジャのギターと絡んで、
ツァピキの強力なビートを押し出す以上の役割を果たしているのも、聴きものです。
Bobo & Behaja "AIA HAJA?" Carton ROND8 (2026)