
オール・スタンディングの会場はさすがにもうツライお年頃なので、
椅子席の会場で和久井沙良を観られるチャンスを、ずっとうかがっていました。
23年11月30日にビルボードライブ横浜で、
ぷにぷに電機との対バン・ライヴを観てるんですが、
ソロ・コンサートは今回の2月10日、晴れたら空に豆まいてが初。
同じこと考えてる人はぼくだけではなかったようで、客層は存外に高齢者率高し。
Four Elements とバンド名を付け、イシイトモキ (g)、髙橋佳輝 (b)、
上原俊亮 (ds)と4人のバンド・セットを押し出す予定のライヴのはずが、
なんとイシイトモキが急病で欠。 Four Elements minus one となってしまいました。
あわてて3日前に3人でのアレンジに組み立てるリハをやったと、
和久井がMCで明かしていましたが、
すでにこのメンバーで1年以上ライヴ活動も続けているだけあって、
イシイの穴埋めは3人が分担して、申し分のないバンド・サウンドを聞かせてくれました。

上原俊亮、カッコいい~。
涼しい顔してドラムスを叩くんだけど、そのプレイは超ド級のテクニックを聞かせていて、
クールな表情と激アツなプレイの落差の激しさに圧倒されました。
姿勢がいいんだよね。体軸がブレなくって。これって、名ドラマーの基礎体力だよな。
曲を膨らませる音楽性の高さがスゴくって、いやぁ、ホレました、マジで。
石若駿を凌ぐ逸材ですよ。上原の経歴は和久井の前回の記事を見てね。
クールな上原に対して、和久井のピアノは熱い。
エンジンがかかってくると、自分でもガマンしきれずエモーションが溢れ出てくる感じ。
そして高橋のベースはすごく緻密。超高速リックの音列のキレイなことといったら。
5弦ベースでハーモニーを作り出して、
イシイのギターをカヴァーするプレイを披露していました。
イシイのギターをカヴァーするプレイを披露していました。

会場で販売していた見たことのないCDは、
1週間前に配信リリースされたばかりの初のEPで、なんと歌ものアルバム。
フィジカルはライヴ会場限定のようで、これはラッキー。
これまでのアルバムでは、歌はゲストに任せていたので、全曲自身が歌ったのは初ですね。
『INTO MY SYSTEM』やリオランのアルバムで、
ちらっと歌っていたのがすごく良かったので、
ちらっと歌っていたのがすごく良かったので、
もっと歌えばいいのにと思っていただけに、これは嬉しい。
ライヴでもEPの曲を披露してくれましたが、ライヴから帰ってあらためて聴くと、
これがとびっきりいい。バンド演奏ではなく、イシイのギター以外は
すべて和久井がトラックメイクしていて、
ラッパーの Pecori が1曲でゲスト参加しています。
フックの効いた楽曲揃いで、リオランで発揮されていた
ハイブリッドなポップ・センスが存分に展開されています。
リリックもピリッとしていて、う~ん、ほんとスゴイ才能だなあ。
これ、一般販売すべきだよ。
これ、一般販売すべきだよ。
和久井はライヴで、曲のストックは山ほどあると語っていたけれど、
この人の中には、まだ引き出されていない世界がいくらでもありそうですね。
和久井沙良 「utas」 アポロサウンズ APLS2603 (2026)












