
22年のマイ・ベスト・アルバムにも選んだ文句なしの傑作の前作から4年。
https://bunboni.livedoor.blog/2022-12-31
う~ん、変わりませんねえ。
長年のコラボレーターであるマスタードが全曲プロデュース。
すでに確立しているエラ・メイ・ワールドを全面展開しながら、
しっかりと成熟している軌跡もみせてくれます。
自身の内面を見つめたパーソナルな世界を吐露しながら、
より深みを増した感情表現によって、普遍的な世界観を聴き手に届け、
共感の架け橋を築いている。
この才能を持つ者こそが、優れた歌い手と呼ばれるのですよね。
エラ・メイって、いわゆる歌の上手い人じゃないと思うんですよね。
このアルバムでも、どの曲も同じ歌い方をしていて、
ある意味で彼女の唱法は、単調と言われてもしかたないでしょう。
それなのに、その歌声からこぼれてくる表現力といったら、どうです。
やるせなさの天才ですよ。
ゲストを誰も呼ばずにエラ・メイ一人が歌い、
曲のテンポも落として、より内省的で親密さを前面に押し出した本作は、
彼女がR&Bシーンのなかで確固たる地位を築いた、
ゆるぎない自信のあらわれでしょう。
今の彼女にはダンス・トラック、いりませんね。
Ella Mai "DO YOU STILL LOVE ME?" 10 Summers/Interscope 602488220002 (2026)









