
うわー、タイラそっくり!
CDショップが「台湾のTYLA??」と書くのも無理ない、
めっちゃチャーミングなR&Bシンガーが台湾から登場しました。
ご本人がタイラを意識しているのかどうかはわかりませんが、
歌い口がクリソツなのは、タイラのひとつ年下という同世代感なんだろうなあ。
24年の金曲獎で新人賞と最優秀原住民語アルバム賞をダブル受賞し、
昨年このデビュー作を出したという真愛。
v の発音が聞こえないので、マカと書いていいのでしょうか。
台湾の先住民 (*) であるブヌン(布農族)の出身で、
アルバム冒頭でしゃべっている言語がブヌン語なのでしょう。
* ちなみに、台湾では「原住民」と呼ばれる用語ですが、
日本で蔑称のニュアンスが強いこの語をそのまま使うことに抵抗をおぼえるので、
固有名詞をのぞいて「先住民」と書きかえることをお断りしておきます。
さらに言えば、「族」という表記も「人」と書き換えたいところなんだけど。
本作は、歌手活動を越えて台湾先住民文化のアンバサダーとして活躍する
ABAOが主宰するレーベル、Nanguaq 那屋瓦からのリリース。
近年大きな盛り上がりを見せている台湾先住民ポップス・シーンの
ハイブリッドぶりを象徴する作品ですね。
そのABAOも ‘Kingdom Lifestyle’ にフィーチャーされています。
なんとマカはすでに来日もしていて、Nanguaq 那屋瓦に所属する
パイワン(排湾族)出身の Kivi と Dremedreman(曾妮)とともに、
上野公園のTAIWAN PLUS 2023に出演していたのだそう。
なんとこのイヴェントには、薛詒丹(ダン・シュエ)も出演していたんだそうです。
https://bunboni.livedoor.blog/2025-11-17
https://bunboni.livedoor.blog/2025-11-17
台湾先住民の伝統音楽や民謡と、インディーロック、ヒップ・ホップ、エレクトロニカが
架け橋されてハイブラウな音楽が続々生み出されてるという事実に、まずドキドキ。
かつての垢ぬけない山地ポップスが、これほどハイ・クオリティの
インターナショナルに通用するポップスへ変貌しているのだから、
その落差たるや眩暈を覚えます。時代は変わりましたねえ。
インターナショナルに通用するポップスへ変貌しているのだから、
その落差たるや眩暈を覚えます。時代は変わりましたねえ。
Nanguaq 那屋瓦の作品はどれも、きらっきら輝く才能が溢れんばかりになっていますね。
フィジカルのヴィジュアルにもそれが現れていて、マカのこのデビュー作も
17センチ四方のポリプロピレン・ケースの中に、
大判の正方形に切れ目を入れて折りたたまれた厚手の用紙にくるまれ、さらにその奥に、
ブックレットが収められCDが付属されているという、凝った造りになっています。
新しいシーンの胎動を実感できるマカのデビュー作、
このワクワク感は、新年の聴き始めにぴったりですよ。
Makav 真愛 「TREASURE」 Nanguaq 那屋瓦 no number (2025)









