
痛快なアフロ・グルーヴを聞かせたデビュー作で、
さまざまなリズムを研究して咀嚼していることに感心させられた、
フランスのビートメイカー・デュオ、イレケの2作目。
ジュリアン・ジェルヴェとダミアン・テッソンの二人は黒子に徹して、
ヴォーカルの女性たちを前面に押し出すのは今作も同様。
今回フィーチャーされた歌手は3人となっています。
前作に続き、アニエス・エレーヌがフランス語で5曲を歌っています。
フランス語の発音が大の苦手なぼくでも、この人のフランス語は苦になりません。
ダンサブルなリズムにのる歌声は涼感たっぷりで、心地良いことこのうえなし。
ベニン出身のナエル・ホクソは、ヨルバ語と英語で歌とラップを4曲で披露します。
このほか、ドウデリンのリード・ヴォーカル、オリヴィアが歌う1曲もあります。
ソングライティングが向上して、キャッチーなトラック揃いになった今作、
よりファンクな要素が前景化して、エレクトロの存在感も強く打ち出されています。
ブロークン・ビートにダブ、アフロビートが交叉するプロダクションは
見事な仕上がりで、洗練度がぐっと増しています。
しなやかなサウンドと丸みのあるグルーヴが、このユニットの美点だな。
Ireke "AYÔ DELE" Underdog UR850862 (2025)










