
豪華3枚組の前作から4年ぶりとなる、ファリー・イプパの新作が到着。
エレクトラ・フランスと契約してはや10年。
いまやイプパはコンゴ民主共和国を代表するシンガーばかりか、
国際的に知られる大スターですからね。
ジャケットの威風堂々とした姿からして、もう圧巻です。
そういやたしか、昔一度記事にした記憶があるなと思って見返したら、
12年前に06年のデビュー作について書いてました。
なんと今作は奇しくもそのデビューから20周年ということで、
だから “XX” というアルバム・タイトルなのですね。
デビュー作で一気にスターダムに登りつめたイプパにとって、
この20年はまさに栄光への道のりでしたね。
20年のキャリアを記念して、スタッド・ド・フランスでコンサートを開くことが決まり、
正式発表されるやいなや予約殺到。当初5月2日の1日公演だったのが、
急遽翌3日に追加公演が決まったといいます。スタッド・ド・フランスといえば、
サッカー・フランス代表のホーム・スタジアムとして有名な
サッカー・フランス代表のホーム・スタジアムとして有名な
8万人収容の国立スタジアムですよ。スゴくないですか。
イプパはこのアリーナでソロ公演を行う、
初のフランス語圏アフリカ人歌手となるそうです。
そしてコンサートに先立って、4月17日にリリースされた本作。
プロダクションが完璧なインターナショナル仕様ですね。
大メジャーが送り出すポップ/R&Bアルバムと寸分変わらぬクオリティ。
プロデューサー陣でとりわけいい仕事をしてるのが、
南アで活躍するコンゴ民主共和国人音楽家のトレゾー。
レコーディングは、ジョハネスバーグ、パリ、ロス・アンジェルス、キンシャサと
複数の都市で行われていて、大陸をまたいだ制作プロセスは、
イプパの国際的な活躍をそのまま証明しているかのよう。
ゲストもウィズキッド、アンジェリーク・キジョー、ロクア・カンザといった、
国際的に活躍するアフリカ人アーティストが並びます。
このほか南アのDJマポリサとトレゾーをフィーチャーしたアマピアノ、
在フランス・ハイチ人のジョエ・ドウェ・フィレをフィーチャーしたズーク、
在ポルトガル・サントメ・プリンシペ人デュオのカレマが参加したアフロ・フォークなど、
多彩なゲストの音楽性を吸収したトラックが満載。
そしてフランスで活躍するコンゴ民主共和国人ラッパーの3人、
ガイ2ベズバー、ケブラック、SDMが参加したトラックはさすが同郷人で、
進化系ンドンボロともいえる強力なリズムを聞かせます。
アフリカの大スターにふさわしい舞台が用意された本作、
メジャー感いっぱいのゴージャスなプロダクションに、手抜かりなどありません。
2026年のアフリカ・ベストはもうこれでキマリじゃない?
Fally Ipupa "XX" Elektra 5026854091693 (2026)













